ワークハウス総社中央店ブログ: ようやく入荷❢

2021年7月19日月曜日

ようやく入荷❢

順当すぎるぐらい順当だった、大相撲名古屋場所。

全勝優勝を見事飾った横綱白鵬には、「横綱の品格」という点で、相変わらず逆風が吹いているようです。

今回の場所も、土俵際まで下がって立ち合いをしたり、張り手やかち上げなど以前から品格がないと責められていた取り口を存分に使いました。そうした中での全勝優勝。そうまでしても欲しかった全勝優勝だったのかもしれません。全勝優勝をして批判される横綱も前代未聞ですが、そんな全盛期には程遠い横綱に土を付けられなかった他の力士たちの方にも問題があるのではないでしょうか。

今場所を見ていて、一番勝ちにこだわっていたのは紛れもなく横綱です。とにかく勝ちたい、この一念のみで15日間戦っていたように思います。ここまでの勝利に対する執念を前面に押し出した横綱を批判できる人がいるとすれば、その横綱に土を付けてた力士ぐらいだったはずですが、当然そのような力士は現れませんでした。千秋楽の全勝対決に惜しくも屈した照ノ富士関は、潔く自分の弱さを認めていました。どん底から這い上がってきた照ノ富士関は、現在の幕内では、横綱に次いで勝利の価値を知る人です。その照ノ富士関が、来場所は横綱に昇進することが決定的な様相。

来場所は久々の東西両横綱の揃い踏みがみられそうですが、白鵬関、照ノ富士関ともに残された時間は多くはなさそうです。あと何場所見られるか分からないこの両横綱の雄姿を目に焼き付けておきましょう。