2020年12月4日金曜日

くどいですが、マキタフェア

 

 

いよいよ明日開催。

マキタフェア

新型コロナウイルス対策に適切な対策を講じながら開催されますので、ご来場お待ちしております。


閑話休題。

今年は、三島由紀夫没後50年ということで、色々なところで特集が組まれています。

繊細で美しいに日本語は、今なお多くの読者を惹きつけてやみません。

しかしどうしても語られてしまうのが、その唐突な最期です。

自衛隊駐屯基地での、割腹自殺はあまりにも有名で衝撃的。

その影響もあるせいか、硬質で難解なイメージが先行して、少々単行本を手に取るのがはばかられることもあるかと。

ただ最近のドキュメンタリーなどを見ていると、ボクシングやボディビルをやっていたということも彼の多くある一面に過ぎず、彼の死後に形成された右寄りのマッチョ体質というのも眉唾そうです。自分と相反する主張の若者の言葉も、真摯に受け止め、言葉を選びながら柔和な表情で丁寧に返答する映像も残っていて、僕が勝手に抱いていたイメージも大きくかわりました。

とは言っても、なかなか本を手に取るハードルが高い方には、映画化もされている「潮騒」や「春の雪」などのはかない恋愛作品を、映画を見てから原作を読むのも入り口としては入りやすいかもしれません。

閉塞感のあるステイホームの今の時代だからこそ、読むべき作家ではなかろうかと思います。偉そうに講釈を垂れて参りましたが、かくいう僕も、学生時代に「金閣寺」を途中挫折している身なので、この機会に再挑戦したいと思います。

 

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